ブロンズ像とは銅などの金属で出来た像のことを指し、大半の骨董品買取でも査定対象として扱っている品物です。
ブロンズ像は一見価値が分かりにくい品物ではありますが、中には非常に価値が高いものが存在し、有名な作家の品などは数十万円~数百万円単位で取引されることも多いので、処分の前にまずは買取を検討することをおすすめします。
現に、有名テレビ番組「なんでも鑑定団」でも、朝倉文夫という作家のブロンズ像に500万円、池田満寿夫のブロンズ像3点に180万円という高額な鑑定価格が付き、会場を驚かせました。
ただ、ひとくちにブロンズ像といえども価値や買取相場はピンキリですので、このページではブロンズ像の買取相場や鑑定のポイント、特に高く売れやすいブロンズ像の特徴なども分かりやすく解説していきます。
ここがポイント!
ブロンズ像の価値は「作家」「制作年代」「状態」など複合的な要素で決定するため、鑑定は非常に難しく、価値を100%自己鑑定に頼ってしまうのは避けたほうが良いです。
特に作家物などの高額品になると、市場の影響を受けて相場も常に上下を繰り返していて、正確な買取価格はプロでないと絶対に分かりません。
そのため、このページの鑑定情報と並行し、骨董品買取業者の無料メール査定などを利用して、専門家の目から見た正しい価値も調べておくことを推奨しています。
当サイトでもおすすめしている骨董品買取業者「福ちゃん」と「日晃堂」なら完全無料で利用できますし、気軽な相談や査定からでも受け付けているので、価値が気になるブロンズ像があれば相談してみることをおすすめします!
西洋アンティークの「ブロンズ像」について
ブロンズ像といえば、例えば学校や公園などに設置されているような偉人の像などをイメージする方も多いです。
もちろん、そうした品もブロンズ像の一種で、素材が「青銅(あるいは銅)」の像であれば、大きさやデザインにかかわらずブロンズ像として扱われます。
現に、よく骨董品買取で取引されるブロンズ像は「スタチュー」と呼ばれる小立体像で、大体高さ50cm程の室内装飾に用いられるものです。
もちろん大きさに関わらず問い合わせ対象としている買取業者が多いのですが、実際に買取に至る際、大型だと搬出作業に人手が必要な場合がありますので、メール査定の際にある程度の大きさを伝えておくと親切です。
高く売れるブロンズ像作品とはどんなもの?
ブロンズ像における大切な鑑定ポイントとしては、まず「作家物かどうか」という点が大切です。
もちろん、作家によってもブロンズ像の価値はピンキリですが、基本的に作家物のブロンズ像だと分かっていれば、ある程度の高価買取が期待できると考えても問題ありません。
ここが注意点!
ブロンズ像は型取り法などで簡単に複製品を作ることが出来るので、市場にも多くの複製品が出回っています。
本物か複製品か見分けるのはかなり難しいのですが、骨董品買取の観点から言えば、やはり本物と複製品では価値が大幅に異なります。
骨董品買取業者なら、本物か複製品かも見たうえで査定結果を出してくれるので問題ありません。
ですが、本物かレプリカかで値段の振れ幅が大きいため、価値に関する責任が取れないままヤフオクやメルカリなどで売ってしまうのはあまり推奨できません。
また、専門家の査定によって本物だと分かり、高く売れるブロンズ像だと判明する可能性も十分にあります。
重くてかさばるので処分を考える方も多いブロンズ像ですが、もし高額なものだと判明したら非常に勿体ないので、価値が分からないまま捨ててしまうのもおすすめできません。
例えば、ロダンやエドガー・ドガなどの世界的に有名な作家のブロンズ像だと、何千万~何億という高額な買取価格が付く可能性もあるのですが、そこまでの高額品は滅多に見つかるものではありません。
ですが、数万円~数十万円で取引されるようなブロンズ像であれば、普通のお家から見つかる可能性も十分にあり得る話です。
また、作家に関してですが「聞いたことのない作家だけど、界隈では非常に有名な人だった」というケースもかなり多いです。
そのうえ、アンティーク市場では作者不明のブロンズ像でも高額が付くケースも多いので、「価値が分からないブロンズ像がある」というだけでも、骨董品買取業者の査定を受けるには十分な理由に該当します。
では、ここからはどんなブロンズ像にどれくらいの買取価格が付くのかも具体的に紹介していきます。
ブロンズ像の買取相場と価値について
ここでは、ブロンズ像の買取事例として概要と相場をまとめて解説していきます。
ブロンズ像 オーギュスト・モロー
こちらはオーギュスト・モローという作家のブロンズ像で、買取相場としてはおよそ7万~10万円前後が期待できる品です。
オーギュスト・モローはアンティークの小立体像で人気がある作家で、新古典主義に基づいた繊細な作品が多く、アールヌーボー期に広く流行しました。
また、オーギュストは彫刻師のジャン・バティスト・モローの三男として生まれ、長男・次男と共にモローブラザーズと呼ばれ、各々がアールヌーヴォーを代表する彫刻家となっています。
ブロンズ像 サルバドール・ダリ「天使のヴィジョン」
こちらは絵画の分野でも有名な芸術家「サルバドール・ダリ」が制作したブロンズ像です。
タイトルは「天使のヴィジョン」という作品で、買取相場としてはおよそ3万~7万円前後が期待できます。
「ダリにしては安いのでは?」と思われるかも知れませんが、ブロンズ像の特性として「複製が容易」という点が挙げられ、ダリのような近代の名のある作家になると、版画のように制作数を限定して量産するようになります。こちらのブロンズ像も350体が生産されたうちの1つです。
そのため、一点ものと比較すると買取相場は低いのですが、ダリ作品は基本的に非常に人気が高いので、こうした作品もある程度の買取価格が期待できます。
ブロンズ像 北村西望「将軍の孫」
ブロンズ像で有名な日本人作家も多く、例えば北村西望や富永直樹、中村晋也、ヒロヤマガタなどが挙げられます。
こちらは北村西望の代表作のひとつである「将軍の孫」というブロンズ像で、大正7年に制作されました。
将軍の孫は複製品も多く作られていて、箱根の彫刻の森美術館や修善寺、嵯峨野駅、八王子駅入口交差点などにも設置されていますし、大型~小型のものまで、骨董品市場でも多くが取引されています。
買取相場の傾向としては「落款・印が付いたもの」「識色紙や識シールが付いたもの」などが比較的高額で売れやすく、買取価格も2万円~50万円前後までとピンキリです。
こちらの品は1918年に複製された大型のもので、底部に刻サインがあり、買取相場としてはおよそ3~7万円前後が期待できます。
高く売れるブロンズ像の鑑定ポイント
ブロンズ像の買取価格に直接影響する大切な鑑定ポイントは「作家」と「希少価値」の2点です。
ただ、そうした要素を見たうえで「市場での相場」や「個々の状態」なども影響してくるため、ブロンズ像の鑑定はまず素人では難しいです。
けれども、高価買取が期待できるブロンズ像にはある程度の共通点がありますので、これらの鑑定ポイントを踏まえ、高く売れやすいブロンズ像の特徴を3つ紹介していきます。
価値あるブロンズ像か判断する3つのポイント
- 鑑定書の有無の確認
- 作品の「サイン」「スタンプ」の有無を確認
- ブロンズ像の付属品をチェック
鑑定書や証明書の有無の確認
まず、「鑑定書」や「証明書」が付いているブロンズ像の場合、基本的にはある程度の買取価格が期待できる作品であることが多いです。
鑑定書とは「骨董品として鑑定した結果を書に記してもらったもの」で、基本的には第三者機関にお金を払って書いてもらうものです。
そのため「鑑定書が付いている=第三者機関の証明を受けている品」ということになり、買取価格も上がりやすくなります。
そのうえ、鑑定書は書いてもらうにもお金が必要なので、いわば「わざわざ鑑定書を付けるだけの価値がある」ということが言えますので、こうした点からも高価買取の期待値は上がります。
また、購入時に「証明書」としてこうした書類が付いている場合がありますが、こちらもあったほうが高い買取価格が付きやすくなります。
作品の「サイン」「スタンプ」の有無を確認
作家物のブロンズ像は、目立たないところに「作家サイン」が入っていることが多いです。
こうしたサインが入っている=作家物ということが言えますので、高価買取の期待値は上がります。
ただ、もちろん作家のネームバリューによっても買取相場は変わってくるのですが、こうした作品の作家サインはスムーズに読めたらラッキーなレベルで、大半は知識がなければ判読不可能です。
そのため、まずは「サインがある」ということが分かっていれば大丈夫です。
サインを読めるように撮影し、骨董品買取業者のメール査定にて質問すれば専門家の話も教えてもらえるので、無料査定で確認してみるのはおすすめな方法です。
ブロンズ像の付属品をチェック
ブロンズ像には様々な付属品が付いている場合があります。
例えば、小型のものだと「箱」に入っていたり、あるいは「手書きのメモ」や「シール」「雑誌のコピー」などが付属している場合がありますが、こうした付属品もまとめて査定に出しておくことを推奨します。
こうしたアンティーク品の付属品は一見よく分からないものも多いのですが、例えばシールは「鑑定シール」、手書きのメモは「鑑定書」という可能性も挙げられます(手書きの所定鑑定人も多く存在します)ので、かなり重要なアイテムです。
また、雑誌のコピーなどは、その作品が文献として掲載された書籍の部分を写している場合が多いので、「文献に掲載された有名なアンティーク品」という扱いになり、市場価値は上がります。
もちろん、こうした付属品が一切ないブロンズ像でも高価買取に至る例が多々あるのですが、こうした付属品があると更に深いレベルでの査定が可能になる場合もありますので、どんな些細なものでも査定の際に一緒に見せることをおすすめしています。
これら3つのポイントに当てはまっているか確認するだけでも、ある程度高く売れるブロンズ像かどうか判断することは出来ます。
特に鑑定書はついていない場合が多いので、もし鑑定書が確認できれば高価買取の期待値はかなり上がります!
ここが注意点!
これらのポイントに該当するブロンズ像だとしても、複製品や偽物・贋作などの可能性もありますので、絶対に高く売れるわけではありません。
逆に、これらのポイントに当てはまっていなくても、高い価値を持つブロンズ像だという可能性も十分にあります。
価値が気になるブロンズ像がある場合は、まずは骨董品買取業者の無料査定を活用することをおすすめします。
ブロンズ像を高く売る為のコツと注意点
ブロンズ像を高く売るためのコツは、やはりお持ちのブロンズ像の相場をしっかり把握しておくことが大切になります。
相場さえ把握出来ていれば、例えばオークションやフリマアプリなどで個人売買を行うにしても、あるいは買取業者へ売るにしても、価値に見合わない安すぎる値段で売却してしまい損することは避けられるためです。
また、ブロンズ像は複製品や偽物・レプリカ品が非常に多く出回っていることでも知られますが、本物か複製品かの見分けはかなり難しいです。
そのため、真贋が不明なままオークションなどで売却してしまうのは、誤った価値によってトラブルが起こる可能性もあるため、あまり推奨できません。
ですので、素人でも簡単にブロンズ像の買取相場を知る方法としては、まず2社以上の骨董品買取業者に相見積もりを依頼し、買取相場と作家作品かどうかを把握する方法をおすすめしています。
メール査定を利用すれば正確な買取相場も簡単に知ることが出来るうえ、無料で色々な相談が出来ますし、専門家からどういう作品なのかも教えてもらえます。
また、複数の業者へ依頼することで大体の買取相場を簡単に把握できますし、実際に売るときも簡単に高く売れる業者が分かります。問い合わせの内容は使い回し出来るので、そこまで手間も掛かりません。
ここがポイント!
ブロンズ像は小型のものでも数kgと非常に重いため、店頭まで持って行くのはかなり骨の折れる作業です。
メール査定ならわざわざ家から持ち出さなくても簡単に買取価格を知ることが出来ますし、買取価格が気に入ればそのときに店頭に持っていけば良いので合理的です。
また、今は全国無料の出張買取や宅配買取を実施している買取業者もあり、ブロンズ像のような重いものを売る際には、店頭で売るよりも自宅まで買取に来てくれる出張買取が便利です。
ブロンズ像の鑑定・売却のおすすめ業者は?
ブロンズ像は高額なものは非常に高額で、世界的なオークションで数億円で落札される品もありますし、そこまではいかなくとも数十万円の買取価格が付くような品も多いです。
ただ、ブロンズ像の価値を見分けるのは非常に難しく、作家や状態の他、1点ものか複製品かなどの希少価値や、その時々の市場の影響によっても簡単に相場が変動します。
こうした高級美術品は、本来の価値を知らないまま処分してしまうと非常に勿体ないので、一度はプロの意見を聞いておくことを推奨しています。
当サイトでもおすすめの骨董品買取業者「福ちゃん」か「日晃堂」なら全て無料で利用できますし、全国無料の出張買取・宅配買取も展開していますので、重いブロンズ像でも簡単・便利に買取に出すことが出来ます。
ブロンズ像の買取をしている業者は色々とありますが、こちらの二社を特におすすめしている理由は「買取価格・鑑定力・専門性・サービス対応」など骨董品買取に関する実績が特に優れていたからです。
特に、福ちゃんは焼物やアンティークにも精通している中尾彬さんと池波志乃さんがご夫婦でイメージキャラクターとして起用し、テレビCMなどのメディア展開、200万点をこえる買取実績数など、大手買取業者として信頼できるので、ブロンズ像の買取で悩んでいれば福ちゃんに相談すれば間違いありません!
福ちゃんのおすすめポイントまとめ
- 骨董品買取でも経験豊富な査定士が在籍
- 骨董品買取サービスは完全無料で利用可能
- 総合買取業者なので、幅広い不用品でもまとめて任せる事ができる
- 実績豊富な大手買取業者の一社なので、大手としての安心感あり
- 遺品丸ごとパックという独自サービスあり
福ちゃんの骨董品買取サービスのメリットを挙げればキリがありませんが、全国的に見てもここまで総合的に優れた骨董品買取サービスを提供しているのは福ちゃんの他にありません。
「ブロンズ像の買取価格が知りたいだけ」といった、相談だけをしたい時も福ちゃんでは積極的に対応しています。
もしも、自宅で気になるブロンズ像が見つかってどうしようか悩んでいれば、とりあえず福ちゃんに相談して色々と教えてもらうとよいでしょう!
ブロンズ像買取についてまとめ
ブロンズ像は価値の高いものも多く、有名作家の品は世界的オークションでも盛んに取引されています。
近年での高額落札価格で言えば、2010年のサザビーズオークションではジャコメッティ作の「歩く男」というブロンズ像が約94億円で落札されましたし、2009年でもエドガー・ドガ作の「14歳の小さな踊り子」というブロンズ像が約17億円で落札されています。
もちろん、ここまで高い価値を持つブロンズ像になると、既に美術館所蔵になっていたり富裕層のコレクターが所持しているケースが多いです。
けれども、数万円~数十万円の買取価格が付くようなブロンズ像なら、普通の家庭が所持している割合もかなり高いので、ブロンズ像の売却を検討しているのであれば、一度はプロの査定を受け、きちんと価値を確認したうえで売却することをおすすめします。
このページで紹介している「福ちゃん」と「日晃堂」は、気軽な相談や査定、買取成立あるいはキャンセルに至るまで全て無料で利用できますし、クーリングオフ制度にも対応・お客様相談室の設置など、買取が初めてという方でも安心して利用できるように門戸が開かれています。
もちろん、「鑑定料を払って見てもらうような、本格的な鑑定に出すほどでもない」「敷居が高い業者に頼んで、もし偽物だと判明したら…」とお悩みでなかなか一歩が踏み出せない場合にも、安心しておすすめ出来る買取業者です!