「日本刀」のなかでも脇差はいくら位で買取してもらえるかご存知でしょうか？
刀剣は【脇差】以外にも「刀」「太刀」「直刀」「薙刀」など、細かく言えばかなりの種類に分ける事が可能ですが、中でも脇差の価値は高い方で、非常に質の良い脇差は100万円以上の買取価格も期待できる程なのです。
このページでは、「脇差」に関する価値や概要、おすすめの買取業者を実例も交えながらまとめてご紹介していきます。
ここがポイント！
「脇差を手っ取り早く高く売りたい！」という方は次で紹介している当サイトでもおすすめの買取業者に依頼するとOKです
結局のところ、脇差の買取は買取業者の選択次第なので、優秀な買取業者に依頼すれば満足のいく買取サービスを受ける事が可能なのです！
目次
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刀剣の「脇差」について
まず、刀剣の中で【脇差】に関する定義を紹介すると、「刀身の長さが1尺以上2尺未満の日本刀」となっています。
言い換えると、”「刀」よりも短く「短刀」より長い刀剣が脇差”ですので、見分ける事も簡単です。
ちなみに、明らかに脇差なのに「小太刀」と呼ばれる事がありますが、人によって解釈が多少異なりはしますが脇差と小太刀の定義に大きな違いはない事から、「小太刀」＝「脇差」という認識で大丈夫です。
さて、脇差は江戸時代には刀と二本ワンセットで帯刀されていた日本刀ですが、脇差は刀よりも短い事から、【主な武器は「刀」、補助的な武器は「脇差」】というように刀の代替品のような位置づけでした。
その為、「刀」は武士しか所持を認められませんでしたが、脇差であれば百姓や庶民でも所持することが許され、更には”切り捨てごめん(無礼打ち)”に対しても脇差であれば抵抗する事すらも認められていました。
その為、脇差は身分の低い物の護身刀としての役割も強かったとされます。
ここまでの説明からは、【武士に武器＝刀、庶民の武器＝脇差】と感じますが、脇差は武士の間でも流通していました。
その大きな理由が、武家諸法度にて決められた武士の正式な差料です。
簡単に言うと、武士は大小の刀剣、つまりは「刀」と「脇差」をセットで腰に下がる事が正装と定められたので、脇差を差さなければならなくなったのです。
ただ、これがきっかけで脇差の需要が大きく上がり、更には「庶民の武器」ではなく「武士の正装」として作刀する必要が出来たため、優れた刀匠による品質の良い脇差も増えたそうです。
高く売れる脇差ってどんな脇差？
さて、脇差についてご紹介しましたので、高く売れる脇差の特徴を紹介します。
高い価値の脇差の特徴を一言でいうと、美しい作品(仕上がりが良い)かどうかです。
絵画など古美術品は「作品よりもサインに値が付く」傾向にありますが、脇差など刀剣類では基本的な価値が高く無銘(サインがない)であっても仕上がり次第で十分高い価値がつく事があるからです
ここに注意！
脇差にとって美しい作品とは”錆や小傷があるかどうか”といった状態の美しさではなく、地鉄や波紋や刀身彫刻などから判断する品質の美しさです。
そのため、状態が悪くても高い脇差の可能性がありますので、「錆があって汚れているから安い脇差」と決めつけないようにしましょう。
今までに開催されたオークションの事例などを確認していたところ、買取価格が100万円を超える脇差のとなると、「重要刀剣」や「特別重要刀剣」という国宝に指定されるような名刀ですので、「物置から見つかりました！」という事はまずないでしょう。
しかしながら、取引事例の状況数からも10万円を超える脇差が見つかる可能性は十分にあります
取り扱いに悩んでいる脇差を所持している場合、もしかしたら高く売れるお宝の脇差かもしれませんので、専門買取業者の無料査定サービスを活用して買取価格を確認してみましょう！
では、脇差がどれほどの買取価格になるのかも事例をふまえて紹介していきます。
脇差の買取相場と価値について
ここでは、脇差の買取事例として概要と相場をまとめて解説していきます。
在銘脇差「兼先」
こちらは「兼先」という銘が刻まれた脇差で、状態自体は悪くないですが、鑑定書はついていない事もあり買取価格は5万円～8万円が相場基準です。
「兼先」という銘は複数の刀工が使用しており、例を挙げると「因州兼先」が有名ですね。
無銘脇差
こちらは無銘の未鑑定脇差ですが、状態自体は比較的よく、他で紹介している脇差よりもサイズが大きくなっています。
美術品としての品質も悪くない事から、買取相場は大体4万円～7万円が基準と在銘脇差にも引けを取らない価値があります。
伝銘脇差(初代國包)
こちらは無銘の脇差ではありますが、作風から初代國包により作られた脇差と認定されています。
初代國包は独眼竜で有名な伊達政宗と縁の深い刀工で、需要文化財に指定されるほどの刀も生み出しています。
状態も良く買取価格は15万円～20万円位が基準相場ですので、脇差の中でも高い買取価格となっています。
脇差を高く売る為のコツと注意点
脇差を高く売るコツとしては買取業者の選択をきちんとする事です。
まず、刀剣は古美術品として骨董品買取業者に買取してもらえますが、全ての骨董品買取業者が刀剣の買取に精通しているわけではありません。
よって、買取依頼をする際には刀剣の買取にも専門的に取り組んでいる買取業者を選択する必要があります。
そして、より高く買取してもらう為のもう一つのコツとして、相見積もりをとる事が挙げられます。
複数の買取業者が同じ脇差を査定しても、市場状況や在庫状況の違いから買取価格はタイミング次第で上下してしまいます。
ですので、優れた買取業者に依頼する場合であっても2～3社で相見積もりをとる事が、そのタイミングでより高く売る為のコツになるのです！
ここに注意！
「業界NO1買取」「他社ではありえない買取価格」「利益度外視！」など、チラシやサイトなどで過剰に高く買取する旨を煽っている怪しい買取業者に依頼してはいけません。
経験上、ほぼ間違いなく高く買取しない買取業者です。むしろ、悪徳買取業者の可能性が高いので、問合せをするだけでもリスクがあります。
脇差の鑑定・売却のおすすめ業者は？
脇差のおすすめ買取業者を探しているのであれば福ちゃんか日晃堂が非常におすすめです！
この2社では刀剣の買取に精通している上に、相談・査定のみの問合せでも完全無料で受け付けているので、とても頼りになる買取業者ですよ！
脇差の買取をしている業者は色々とありますが、こちらの二社を特におすすめしている理由は「買取価格・鑑定力・専門性・サービス対応」など骨董品買取に関する実績が特に優れていたからです。
特に、福ちゃんは焼物やアンティークにも精通している中尾彬さんと池波志乃さんがご夫婦でイメージキャラクターとして起用し、テレビCMなどのメディア展開、200万点をこえる買取実績数など、大手買取業者として信頼できるので、脇差の買取で悩んでいれば福ちゃんに相談すれば間違いありません！
福ちゃんのおすすめポイントまとめ
- 骨董品買取でも経験豊富な査定士が在籍
- 骨董品買取サービスは完全無料で利用可能
- 総合買取業者なので、幅広い不用品でもまとめて任せる事ができる
- 実績豊富な大手買取業者の一社なので、大手としての安心感あり
- 遺品丸ごとパックという独自サービスあり
福ちゃんの骨董品買取サービスのメリットを挙げればキリがありませんが、全国的に見てもここまで総合的に優れた骨董品買取サービスを提供しているのは福ちゃんの他にありません。
「脇差の買取価格が知りたいだけ」といった、相談だけをしたい時も福ちゃんでは積極的に対応しています。
もしも、自宅で気になる脇差が見つかってどうしようか悩んでいれば、とりあえず福ちゃんに相談して色々と教えてもらうとよいでしょう！
脇差買取についてまとめ
脇差買取に関連する情報を紹介しましたがいかがでしたか？
脇差は良い価格で売る事が可能であり、脇差の取り扱いに困っていれば買取業者に相談すればよい事が分かるかと思います。
ただ、初めて買取依頼する方にとって、脇差について買取業者に相談するのは少し不安に感じるかもしれません。
ですが、大手や評判の良い買取業者であればとても親切かつスマートな対応をしてくれるので、いざ電話してみればスムーズに事がすすみますよ！
脇差を眠らせ続けているとそれだけ劣化が進む可能性もあり、売り時を逃す可能性があります。
相談したから必ず売る必要もなく、脇差の価値を把握していればいざというときにスムーズに行動にうつすことが可能になりますので、気づいたらできるだけ早く相談することをおすすめします。
