茶碗は骨董品買取でいくらで売れる？相場や価値を分かりやすく解説

茶道具の一つ茶碗とは「茶を入れる椀」を指し、現在使用されている「ご飯茶碗」とは全くの別物となります。

骨董品の中でもコレクター人気の高い茶道具の一つであり、かつては武将や偉人への献上品としても利用され、特に価値の高い茶碗は主に観賞用として使用されます。

茶碗とは一言にいえど、形状・肌・産地（土の種類）・技法(窯)などにより種類は多岐に渡るので、有名な種類をいくつかピックアップして紹介します。

有名な茶碗の種類について一覧で紹介しましたが、実は上記のような「茶碗の種類」は高く売れる茶碗かどうかそこまで関係ありません。

買取において高く売れる茶碗と言えば、「作家物の茶碗かどうか」が最も重要なポイントとなります。

もちろん作家によっても鑑定家値はピンからキリまでありますが、基本的には作家作品の茶碗だと分かれば高価買取が期待できると考えて問題ありません。

作家作品かどうかはこちらで紹介しているように、「共箱の有無」「箱書きの有無」「落款の有無」によって、作家物かどうかを判断することはできます。

100万円以上の買取価格となると重要文化財クラスの作家茶碗なので、滅多に見つかる事はありませんが、数万円～数十万円の買取価格であれば一般的には知られていない作家の茶碗作品でも十分にありえる話ですので、「作家物の作品かな？」と思えるだけで、骨董品買取業者に査定してもらうには十分な理由になります。

日常生活であまり使う機会がない茶碗ではありますが、骨董品市場では茶碗の需要が高いので、古くて価値のありそうな茶碗を見つけた場合、まずは専門業者による無料相談や無料査定を活用し、買取価格を確認することをおすすめします。

具体的にどういう茶碗がどれほどの買取価格になるのかも続けて紹介していきます。

ここでは、茶碗の買取事例として概要と相場をまとめて解説していきます。

高く売れる茶碗は上記で紹介したように色々とありますが、ここでは高価買取が期待できる「有名な茶碗作家」について紹介していきます。

こちらで紹介している作家に該当する茶碗をお持ちであれば複数の買取業者に相見積もりをとってから売る事をおすすめします！

「酒井田柿右衛門」は有田焼の陶工で、代々襲名によって名前が継がれるため、「12代酒井田柿右衛門」「13代～」などの表記が一般的です。

濁手に赤色系の上絵を焼き付ける手法で知られ、”柿右衛門様式”として確立されており、かつてのヨーロッパでは柿右衛門の模倣品が多数出回ったほどの人気を博しました。

こうした襲名制の陶芸家は、題によって市場での希少性が変わる他、作品の出来栄えや展覧会出展歴の有無によっても相場が変動するため、茶碗の買取市場でも買取相場のばらつきが見られます。

柿右衛門は花瓶や壺など色々作っていて、品によって買取相場は大きく変わってきます。

茶碗に関していえば、代にもよりますがおよそ2万円からの買取価格が期待でき、中には10万円以上の買取価格が付く茶碗まで様々です。ここ5年以内の市場では、約25万円で取引された事例があります。

「伊勢崎淳」は備前焼の陶芸家で、2004年に人間国宝の認定を受けています。備前焼の伝統を遵守した古典的な作品も得意としますが、モダンな造形美を追求した作品も多いです。

茶碗の他にも様々なものを制作されていますが、茶碗に関してはおよそ数千円～3万円前後の買取相場が期待できます。

ですが、有名な茶人の書付が付いている茶碗や、引出黒などの珍しい作品なら更に高額な相場も期待でき、ここ5年以内では約30万円で取引された事例があります。

「北大路魯山人」は芸術家として幅広く活躍した人物で、分野は陶芸の他にも篆刻や画家、書道や料理まで及びます。

幅広い分野ですがそれぞれきちんと極めていて、書道教室や古美術店の共同経営、会員制高級料亭などの運営歴があり、1955年には織部焼の人間国宝に指定されるも辞退するなど、華やかな経歴が並びます。

北大路魯山人は様々な焼き物を制作し、手掛けた茶碗も瀬戸焼や信楽焼、備前焼など幅広いです。買取相場にもばらつきがありますが、状態良好ならば10～20万円前後の買取価格になるでしょう。

ただ、品によっては非常に高いものがあり、ここ10年以内では茶碗1点が約200万円で取引された実例があり、ここ5年以内では志野茶碗が約180万円で取引されました。

大きく分けて、茶碗の価値は「作家」と「歴史的価値」の2点から見ることが出来ます。一般家庭から出てきて、かつ価値の高い茶碗は「作家物茶碗」である割合がかなり高いので、お持ちの茶碗が作家物だと分かっているだけでも高価買取が期待できます。

ただ、作家物の茶碗といっても価値はピンキリですし、もちろん作家物でなくても高価買取が期待できる茶碗は存在するので、価値が高そうな茶碗を見つけたら、まずは骨董品買取業者に査定依頼してみる事をおすすめします！

茶碗を高く売る為のコツとしては、何と言っても茶碗の相場をある程度把握しておくことが一番良い方法です。相場さえ把握しておけば、好みの買取業者へ売るにしても、ネットオークションなどで個人売買を行うにしても、不当に安く売ってしまって損をするケースは避けられます。

ただ、茶碗の価値を見極めるのは非常に難しく、やはり専門家でなければ不可能です。茶碗は状態や出来栄え、展覧会出展歴や書付の有無などで、例え同じ作家の作品でも数十万円単位で買取価格が変わってくるためです。

茶碗の相場を簡単に知るには、まず2社以上の骨董品買取業者に相見積もりを依頼し、買取相場と作家作品かどうかを把握する方法をおすすめしています。

問い合わせ内容は使いまわし出来るので手軽かつ、複数に依頼すれば素人でも大体の買取相場を把握できますし、さらに専門家からどういう作品なのかも教えてもらえるのでとてもおすすめです。

買取業者ごとの買取価格差も大体分かるので、骨董品買取においては「複数の買取業者へ問い合わせる」という方法を最も推奨しています。

茶碗は高いものはかなり高く売れますし、「家から出てきた古い茶碗」に数十万円の買取価格が付くような話も珍しくありません。

例え、いっけん価値なんてないように見える古い茶碗であったとしても、実はその茶碗も非常に高い買取価格が付くようなものかも知れません。

知らないうちに捨ててしまったり、本来の価値を知らないままに安値で処分してしまうと非常にもったいないので、当サイトでもおすすめの「福ちゃん」か「日晃堂」に無料相談してみることをおすすめします。

茶碗の買取をしている業者は色々とありますが、こちらの二社を特におすすめしている理由は「買取価格・鑑定力・専門性・サービス対応」など骨董品買取に関する実績が特に優れていたからです。

特に、福ちゃんは焼物やアンティークにも精通している中尾彬さんと池波志乃さんがご夫婦でイメージキャラクターとして起用し、テレビCMなどのメディア展開、200万点をこえる買取実績数など、大手買取業者として信頼できるので、茶碗の買取で悩んでいれば福ちゃんに相談すれば間違いありません！

福ちゃんの骨董品買取サービスのメリットを挙げればキリがありませんが、全国的に見てもここまで総合的に優れた骨董品買取サービスを提供しているのは福ちゃんの他にありません。

「茶碗の買取価格が知りたいだけ」といった、相談だけをしたい時も福ちゃんでは積極的に対応しています。

もしも、自宅で気になる茶碗が見つかってどうしようか悩んでいれば、とりあえず福ちゃんに相談して色々と教えてもらうとよいでしょう！

かつて、良い茶碗は褒美や贈答品としても取引されていましたが、現在は美術品・骨董品として貨幣的な評価も付随し、骨董品市場においても盛んに取引される項目のひとつです。

もちろん現在でも茶碗の需要は高く、鑑賞目的でコレクションする方も居れば、良い茶道具として実用目的で集めている方も多いです。

古そうな茶碗なら必ず価値があるというわけではありませんが、鑑定の結果「有名作家の茶碗」や「歴史的価値が評価される茶碗」と判明すれば、茶碗1点でも数十万円以上の買取価格がつく事も珍しくはありません。

ただ、茶碗の価値を見極めるのは非常に難しく、オークションやネット取引などで自分で売却しようとすると、不当に安く売ってしまって二束三文にもならなかったという事にもなりかねませんので、信頼できる骨董品買取店に売ることをおすすめしています！