絵画には非常に高い価値が付くものがあり、例えば「ピカソ」「セザンヌ」「ゴーギャン」などの絵画が世界的なオークションで数億円の価格で落札されるのは既にご存知かと思います。
もちろん、こうした有名な絵画を買取に出すとすれば数億円の買取価格が付きますが、例えとして出すのはあまり現実的ではないかも知れません。
ですが、数万円~数十万円の買取価格が付く絵画なら一般家庭に眠っている割合もかなり高く、例え聞いたことのない作家の絵画であっても「こんなに高く売れたの?」と驚くケースも多いです。
このページでは絵画の種類や特徴・作家情報などを元に買取相場を紹介していく他、絵画の買取ではどのような作品に買取価格が付きやすいのかも解説していきます。
ここがポイント!
ひとくちに絵画と言っても種類が非常に多く、また有名な作家になってくると贋作・偽物の存在もありますので、よほど絵画に詳しい方でないと本当の価値を見極めるのは難しいです。
絵画の正確な買取価値を知るなら、当サイトでもおすすめの骨董品買取業者「福ちゃん」と「日晃堂」を利用することをおすすめしています。
こちらの2社は完全無料で利用できますし、相談やメール査定のみでも受け付けているので「まずは相談だけしてみたい…」という方へもおすすめです!
目次
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絵画について
買取価格・価値は高いの?
絵画の定義は非常に幅広く、額に入っている物から軸装(掛け軸)になっている物、広義で言えば洞窟画や岩壁画、壺絵なども絵画に分類されます。
ですが、恐らく大半の人が想像する絵画は「紙やキャンパス、あるいは陶板などの平たいものに描かれている」もので、骨董品買取業者で買取される絵画もほとんどがこの形態です。
けれども、こうしたキャンパスや紙の上に描かれる絵画の種類も様々ありますので、まずは骨董品買取で買取されることの多い絵画の種類を画像で紹介します。
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日本画
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洋画
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中国絵画
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現代アート
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油絵・油彩画
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水彩画
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版画・リトグラフ
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陶板画
絵画で高く売れる種類はどれ?
上記では主な絵画の種類について画像で紹介しましたが、実は絵画の買取価格に種類はあまり関係ありません。
絵画の買取において最も重視されるのは「作家」です。
絵画の作家は数えきれないほど居ますので、作家によっても買取価格に大きな差が出ます。
例えば有名な作家なら世界的なオークションで数億円で落札されることは当たり前ですが、数億円の絵画が一般家庭から見つかることはほとんどありません。
ですが、前述したように数万円~数十万円の買取価格が付くような絵画なら一般家庭が所持している割合も結構高いので、「長年物置にしまっていた絵画に想像以上の買取価格が付いた」という例も多いです。
ここに注意点!
あまり価値がなさそうに見える絵画だとしても、そのまま処分してしまうのはおすすめしません。
一見よく分からない絵画に見えたとしても、実は高い価値があったという事は買取業界では珍しくない話なので、専門家に鑑定・査定をしてもらうまでは大切に保管しておくことをおすすめします!
では、実際に様々な種類の絵画がどれくらいの買取価格になるのかも続けて紹介していきたいと思います。
絵画の買取相場と価値について
では、絵画の買取事例として概要と相場をまとめて解説していきます。
日本画
日本画とは、日本の伝統的な様式を使って描かれた絵画のことを指します。墨や和紙、絹などを用いて日本独自に発展したジャンルのことを指し、例えば雪舟のような水墨画や、伊藤若冲のような彩色画、あるいは東海道五十三次のような木版画なども挙げられます。
ひとくちに日本画といっても様々な技法がありますが、基本的に「日本的な意匠や画風=日本画」という認識で大丈夫ですし、骨董品買取においてもそうした認識で通じます。
日本画で有名な作家としては「横山大観」「東山魁夷」「川合玉堂」「片岡球子」などが挙げられますが、近代作家なども含めると非常に数多くの画家が存在します。
品物情報 | 買取相場 |
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中村正義 日本画(高さ:約44.2cm、幅:約37.5cm) | 60万円 |
鈴木竹柏 日本画(高さ:約51.5cm、幅:約71.2cm) | 45万円 |
中島千波 日本画(高さ:約89.2cm、幅:約114.5cm) | 180万円 |
洋画・西洋画
洋画とは上述の日本画に対して生まれた概念で、主に西洋で発達した技法や材料を用いて描く絵画のことを指し、油絵や水彩画、パステル画など幅広い技法があります。
例え日本人画家が描いていたとしても、西洋技法を用いて描かれた絵画は「洋画」に分類されます。
品物情報 | 買取相場 |
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熊谷守一 西洋画(高さ:約37.2cm、幅:約45.6cm) | 75万円 |
Liu Yaming 西洋画(油絵・高さ:約58.5cm、幅:約48.7cm) | 110万円 |
斎藤真一 西洋画(高さ:約29.5cm、幅:約38.2cm) | 30万円 |
現代アート
現代アート(現代美術)とは、主に近年に活動している作家の作品で、その中でも先進的・前衛的な絵画の総称として現代アートと呼ぶことが多いです。
有名な画家としては、草間彌生やキース・ヘリング、アンディ・ウォーホルや村上隆などが広く知られます。
品物情報 | 買取相場 |
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靉嘔 シルクスクリーン(高さ:約48.2cm、幅:約35.8cm) | 7万円 |
奈良美智 木版画(高さ:約30.1cm、幅:約41.5cm) | 85万円 |
ミズテツオ 油彩画(高さ:約100.9cm、幅:約80.7cm) | 30万円 |
高く売れる絵画を見分ける鑑定ポイント
絵画に詳しい方であれば、プレミアの有無などある程度目星をつけることも出来ますが、絵画の相場は基本的に時価で算出されるので、「鑑定して貨幣価値を付けるのは専門家でなければ不可能」と言いきれるくらい繊細で難しい事です。
絵画の価値は基本的に「美術品としての美的な価値」「需要・供給」「希少性」などを総合的に見て決定していくのですが、これらの項目を鑑定するとなると美術・芸術への造詣があることは大前提で、かつ常日頃から市場に出入りしているくらいでないと難しいです。
ですが高く売れる絵画かどうか、ある程度の目星を付けられる特徴はありますので、そちらを紹介していきます。
高く売れる絵画か判断する3つのポイント
- 鑑定書・鑑定シールなどの有無
- 絵画のサインの有無・内容
- 入手経路や当時の購入価格の確認
絵画が高く売れるかどうかは「作家物かどうか」が判断できればよいので、上記3点について詳しくご紹介します。
鑑定書・鑑定シールなどの有無
有名な作家の絵画には、画像のような「鑑定書」「鑑定シール」などが付いていることがあります。(鑑定機関は各種あるので、上記の画像とは違う鑑定書の場合も多いです)
こうした鑑定書や鑑定シールが付いている場合、高い確率で高価買取が期待できる場合が多いです。
また、鑑定書や鑑定シールには作家の名前も書いていますので、ネット検索も併用することである程度の作家の知名度やプレミア度が分かりやすいです。(販売価格と買取価格はイコールではないのですが、ある程度比例しています)
ただ、鑑定書の発行には費用と手間が掛かりますので、一般家庭に長年眠っていた絵画などでは付いていない場合がほとんどです。
絵画のサインの有無・内容
絵画作品には、隅の目立たないところに作家のサインが記されている場合が多いです。
上記のような鑑定書や鑑定シールは付いている場合のほうが珍しいので、作家を特定するには基本的にこうしたサインを読むことが一般的です。
ただ、絵画のサインから作家を特定するとなると、絵画に興味がない人にとっては非常に厳しいです。
そもそも絵画のサインはイニシャルのように少しの文字情報しか描かれていなかったり、崩し字で描かれていることも多いため、素人が判読できて作者が特定できればラッキーというレベルです。
こういった事情から、絵画のサインで作家の詳細まで判断すること自体が難しいため「とりあえずサインの有無だけ確認」しておけば大丈夫です。
サイン部分を読めるように撮影し、骨董品買取業者のメール査定にて質問すれば専門家の話を教えてもらえるので、無料査定で絵画の価値を確認してみるのはおすすめな方法です。
入手経路や当時の購入価格の確認
素人が絵画の価値を特定するのはかなり難しいので、出来れば「その絵画をどうやって入手したか」「当時いくらで購入したか」などの情報なども確認しておくことをおすすめしています。
こうした背景が分かれば高価買取の可能性もある程度は想像できますし、入手経路や当時の話などは骨董品の査定においても意外と重視されるポイントですので、把握しておいて損はありません。
例えば、テレビ番組なんでも鑑定団では「お金持ち同士の結婚の際の嫁入り道具」「骨董商から高値で購入した」など、”いかにも価値がありそう”というエピソードが添えられている場合が多いです。
ただ「工場から引き取ってきた古道具」「人からのもらい物」「蔵から出てきて捨てようと思っていたもの」などが登場し、数百万円の鑑定価格が付くことも多いので、こうした背景は必ずしも価値に直結するとは限りません。
ここが注意点!
上述のポイントに該当する絵画であっても、例えば有名な画家であれば偽物・贋作なども付きものですし、絶対に高く売れるわけではありません。
逆に、3つのポイントに該当しなくても高く売れる絵画の可能性も十分にありますし、サインが目立たないようにひっそりと書かれているものもあるので、作家が特定できない=価値がない、というわけではありません。
他にも「あえてサインを入れていない絵画」あるいは「複数枚作られた版画」などもあり、こうなると素人で絵画の価値を判断することは非常に難しくなります。
そのため、価値を自己判断しての処分や売却は避け、まずは骨董品買取業者などの専門家に無料相談しておくことを推奨しています。
絵画を高く売る為のコツと注意点
絵画を高く売るための最良のコツは、やはり「絵画の相場をある程度把握しておく」ことに尽きます。
相場さえきちんと把握できていれば、オークションやフリマアプリなどで個人売買を行うにしても、あるいは好みの買取業者に売却するにしても、安すぎる値段で売ってしまい損するケースは避けられるためです。
ただ、絵画は基本的に時価で価格が算出されるため、相場を把握したうえで価値を判断するのは、常日頃市場に出入りしているようなプロでないと不可能です。
例え同じ作家の絵画であったとしても、大きさや作風などで買取価格が数十万円単位で違ってくることも多いですし、あまり注目されていなかった作家が展覧会や雑誌掲載などで注目され、相場が急に上昇するケースも有り得ます。
そのため、素人でも簡単に絵画の相場を知る方法としては、まず2社以上の骨董品買取業者で相見積もりを依頼し、買取相場と作家情報を把握する方法をおすすめしています。
いくつかの買取業者に問い合わせることで素人でも大体の買取相場を把握することができますし、実際に買取に出す際にも、高く売れる買取業者がすぐに分かります。
また、専門家からどういう作家でどんな作品なのかも教えてもらえますので、絵画の価値を正確・簡単に把握するには最もおすすめの方法です。
ここが注意点!
相見積もりの際には「よく分からない買取業者に依頼するのは避ける」ことをおすすめしています。もし悪質な買取業者に当たってしまうと、どんな価値の高い骨董品だとしてもガラクタ扱いしてタダ同然の値段で買取しようとしてきます。
絵画の鑑定・売却のおすすめ業者は?
絵画の価値は非常に複雑かつ多岐に渡るので、素人が絵画を鑑定するのはまず不可能です。
「子どもが描いたような落書きに見える」絵画が数百万円単位で取引されることも多いですし、逆に丁寧に描き込まれた絵画でもあまり価値が付かないといったことも有り得ます。
絵画は見た目から価値が分かりにくいので「面倒だからそのまま処分してしまおう」と考える方も多いのですが、絵画は骨董品・美術品としての価値が評価されやすく、「自宅に眠っていた絵画が数万円で売れた」という話も全く珍しくありません。
「高い価値がある絵画だったのに処分してしまった…」となると非常にもったいないので、価値が気になる絵画があれば、まずは当サイトでもおすすめの骨董品買取業者「福ちゃん」か「日晃堂」に無料相談してみる事をおすすめします!
絵画の買取をしている業者は色々とありますが、こちらの二社を特におすすめしている理由は「買取価格・鑑定力・専門性・サービス対応」など骨董品買取に関する実績が特に優れていたからです。
特に、福ちゃんは焼物やアンティークにも精通している中尾彬さんと池波志乃さんがご夫婦でイメージキャラクターとして起用し、テレビCMなどのメディア展開、200万点をこえる買取実績数など、大手買取業者として信頼できるので、絵画の買取で悩んでいれば福ちゃんに相談すれば間違いありません!
福ちゃんのおすすめポイントまとめ
- 骨董品買取でも経験豊富な査定士が在籍
- 骨董品買取サービスは完全無料で利用可能
- 総合買取業者なので、幅広い不用品でもまとめて任せる事ができる
- 実績豊富な大手買取業者の一社なので、大手としての安心感あり
- 遺品丸ごとパックという独自サービスあり
福ちゃんの骨董品買取サービスのメリットを挙げればキリがありませんが、全国的に見てもここまで総合的に優れた骨董品買取サービスを提供しているのは福ちゃんの他にありません。
「絵画の買取価格が知りたいだけ」といった、相談だけをしたい時も福ちゃんでは積極的に対応しています。
もしも、自宅で気になる絵画が見つかってどうしようか悩んでいれば、とりあえず福ちゃんに相談して色々と教えてもらうとよいでしょう!
絵画買取についてまとめ
絵画は骨董品・美術品としての需要も高く、骨董品買取市場でも日々多くの絵画が取引されています。
絵画なら必ず価値があるというわけではありませんが、プロの鑑定を受けて「有名な作家物」や「希少価値が高い絵画」だと分かれば、絵画1枚で数十万円単位の買取価格が付くことも全く珍しくありません。
また、上記でもお伝えしたように「絵画の価値を100%自己判断する」のはあまりおすすめしません。
価値を見誤ったままネットオークションやフリマアプリなどで自分で売却すると、本来の絵画の価値より遥かに安い値段で取引し、損をする可能性も高いです。
そして、有名な画家の作品であるほど「偽物・贋作」などの存在は付きもので、もし偽物を売ってしまった場合は相応の対応が求められますので、価値が不透明なまま売るのもあまり推奨出来ません。
絵画の売却をお考えなら、先ずは手軽なメール査定などを利用して信頼できる骨董品買取業者に相談してみることをおすすめします!