「伽羅」の買取相場と鑑定のポイント、香木買取おすすめ業者も紹介

伽羅は「沈香」という香木の中の一種です。沈香のうち、中の油分が多く上質に完成したものを「伽羅」と呼び分けています。

沈香とは、木が菌に感染したり樹皮が傷ついたり等の理由で樹脂を分泌し、その樹脂がが長い年月をかけて変化して、特有の良い香りを放つようになったものを指します。

樹脂が分泌され、かつ沈香に変化するまでには偶然性による作用が大きく、かつ変化にも長い年月が掛かるため、沈香が出来る仕組みについては現在も謎が多いです。

そんな沈香の中に、稀に非常に出来のいいものが完成することがあり、これが「伽羅」です。

ただの沈香に留まるものと伽羅と呼ばれるものとでは、香りの質にも明確な違いがあるのですが、成熟過程で差が生まれる理由に関しては現在も解明されていません。

基本的に伽羅は「そのままの形(原木)」で流通することが多いのですが、香道用にチップ状になったもの、小さな欠片に切り分けられたものなど多数のバリエーションが存在しています。

稀に数珠や彫刻(置物)に加工されたものも出回りますが、単なる沈香を「伽羅」と称して流通させている場合もあるので、購入の際には注意が必要です。

骨董品として高く売れる伽羅のポイントですが、簡単に言ってしまうと「伽羅であればまず高額で売れます」。

伽羅は素材としての価値の高さゆえ、金と同じように「グラム単位」での相場もあるほどです。

ただ、伽羅のグレード(質)によっても値段は大きく変わりますし、依頼する買取業者の査定レベルによって買取価格も大きく変わってきます。

そのため、高価買取が期待できる鑑定ポイントとしては「伽羅の質が高い」「大きくて重い伽羅で、グラム単位での高相場が狙いやすい」の2点にウェイトが置かれることが多いです。

伽羅は希少価値の高さゆえに極めて高額で取引される香木ですが、近年では発見自体もかなり稀で、かつグレードによっても価値は変わってきますので、「数百万円で売れるような伽羅」となると、そう滅多に見つかるものではありません。

ですが、例えば「香道用の数グラムの欠片」だったり、あるいは「伽羅までとはいかなくても、かなり高額で取引される香木」も数多くあります。

そのため、例えば数万円で売れるような香木であれば、普通のお家から見つかるような可能性も十分にあります。

ただ、香木の場合は樹脂の比重や香りなど、「経験豊富なプロでないと比べようがないポイント」が価値に大きな影響を与えますので、まずは専門業者の無料相談や無料査定などを利用して、買取価格を確認することをおすすめしています。

では、ここからは「高く売れる伽羅の鑑定ポイント」も踏まえつつ、どんな伽羅がどれくらいの買取価格になるのかも具体的に紹介していきます。

ここでは、伽羅の買取事例として概要と相場をまとめて解説していきます。

伽羅は基本的に高額で売れる貴重な香木ですが、質や品物によっても鑑定ポイントが異なり、買取相場も変わってきます。

香木の鑑定は非常に複雑ですので、数をこなして経験を積まなければ鑑定は非常に難しいです。そのため「香木かも？」と思う品物があれば、鑑定はプロに任せることを強く推奨しています。

ただ、「高く売れそうな伽羅かどうか、ある程度目星を付けられる特徴」はありますので、そちらを7つのポイントから紹介していきます。

※また、伽羅の価値を示す重要なポイントとして「香り」も含まれるのですが、伽羅は熱することによって香りが出るため、「加熱しないと香りがわかりにくい」です。

そのため、香りを確かめようと思ったらまずは「少し削って燃やす」必要があるのですが、削ることにより本来の価値を下げてしまいかねないため、ここでは香りについての鑑定ポイントは割愛します。

※また、伽羅の価値を示す重要なポイントとして「香り」も含まれるのですが、伽羅は熱することによって香りが出るため、「加熱しないと香りがわかりにくい」です。

そのため、香りを確かめようと思ったらまずは「少し削って燃やす」必要があるのですが、削ることにより本来の価値を下げてしまいかねないため、ここでは香りについての鑑定ポイントは割愛します。

本格的な香木の鑑定の際も削って香りを確認する場合があるのですが、伽羅の場合だと数グラムでも何万円の価値を持つ高級香木ですので、削りを伴う鑑定に関しては慎重に考えることをおすすめします。

伽羅を削ってしまうことに抵抗があって、かつ買取も検討している場合、まずは無料メール査定(写真査定)などの簡易的な査定を先に受けておくほうが良いです。

まず、「鑑定書が付いている」伽羅であれば、かなりの確率で高価買取が期待できる品物です。

鑑定書とは「品物を鑑定」して、「結果を書に記してもらった」ものになるのですが、こうした鑑定書付きの品物の場合、いわば「第三者機関が既に価値を証明」しているということになります。

そのため、特に偽物が多い香木の分野では信頼性が増し、市場でも好まれやすくなるため、買取価格も高額が期待できます。

伽羅は素材としての価値が非常に高く、金やプラチナのように「グラム単位」で相場が出ることが多いです。

そのため、基本的に「サイズが大きく重量がある伽羅」であるほど高価買取が期待できます。

ただ、伽羅・沈香でややこしいのが、「木の中に含まれる樹脂が多いほど価値が高くなる」という点で、中に白太と呼ばれる樹脂ではない部分の割合が多ければ、いくら香木自体のサイズが大きくてもさほど相場は高くならないという点です。

ですが、「沈香の中でも特に樹脂が多く、上質に完成したものが”伽羅”」と呼ばれますので、基本的に伽羅＝価値が高いです。

その中でも「大きさの割に重く感じる」のであれば、中に樹脂が多く入っている可能性が挙げられますので、特に高価買取が期待できます。

伽羅は中の樹脂成分が多いほど上質なものとされるのですが、樹脂が多い＝中に含まれる油分が多いということですので、木の色は黒っぽくなり、ツヤが出てきます。

そのため、見た目が黒っぽい、あるいは黒い部分が多い伽羅であれば、中に含まれている油分が多く、質が良い伽羅であることが期待できます。

上質な伽羅は手触りが湿っぽく柔らかい感触がするのですが、これは中に樹脂分が多く、触れた手に油が付くことによってそう感じるためです。

ただ、ここまで樹脂を含んだ高品質の伽羅は近年滅多に出回りませんし、逆にその手触りを再現した偽物も多く確認されていますので、固くて乾いた感じの伽羅＝価値がないというわけではありません。

むしろ現在流通しているのは固くて乾いた感じの伽羅が大半ですし、「鉄伽羅」や「縮油伽羅」などの固い伽羅の分野も存在します。

そのため、柔らかさではなく「密度が高くずっしりしている」等の感覚的な点を確認することをおすすめします。

伽羅に袋や箱などが付いていた場合、「銘」や「工房名」が書かれていることがありますので、そちらも確認しておくことをおすすめします。

「銘」とは、その香木に特別な名前を付けたもので、詩歌・和歌などから着想を得た名前が多いです。

銘は誰でも付けることが出来るので価値もピンキリなのですが、香道にも茶道と同じように流派があり、その道の宗匠が銘を入れた香木は、いわば「師匠が認めた逸品」という意味合いを持ち、価値も非常に高額になります。

また、特に伽羅などの高額な香木になってくると、偽物・贋作も多くが流通しています。そのため「老舗の香メーカー」などの品物は信頼性が出るため、市場でも好まれやすく、高価買取が期待できます。

香メーカーは今では廃業してしまったところも多いのですが、例えば「松栄堂」「鳩居堂」などが有名で、箱や袋などに「～堂」と記載されていれば、それが工房名である確率が高いです。

情報から逆算して価値の目星を付けることも出来ますので、「生産地」や「購入時期」など、その品物に関する話はなるべく聞いておくことをおすすめします。

例えば「昔にベトナムで購入した伽羅」「覚えていないが、かなり昔に高値で買った」などの曖昧な情報でも大丈夫です。

元々、伽羅や沈香などの高級香木は、アラブ諸国などのお金持ちの国が主に買い占めていたのですが、惜しげもなく焚いたり香水用にと抽出されるため質にはさほどこだわらず、ゆえに上質の伽羅がまだ市場にも多く残っていました。

ですが、近年は経済の発展に伴って中国富裕層も香木市場に参入し、かつ大枚をはたいてでも上質なものを選んで大量に購入していくため、沈香や伽羅の相場がどんどん吊り上がり、高相場の現状に至っています。

そのため「昔に買った高級伽羅」は今では何倍もの価値になっている可能性がありますので、買取価格も期待できます。

こうした伽羅のルーツは価値にも影響する大切なポイントですので、現状で分かっている状態だけでもきちんと把握しておくことをお勧めします。

(詳細が何も分からない伽羅でも、骨董品買取業者は問題なく査定してくれるので大丈夫です。あくまで価値の目星を付けるポイントのひとつです。)

伽羅を高く売るための方法としては、やはり「お持ちの伽羅の相場をある程度把握しておくこと」が一番おすすめです。

相場さえしっかり把握できていれば、買取業者へ売るにしても、ヤフオクやメルカリなどの個人売買を行うにしても、価値に見合わない安い値段で売ってしまうケースは避けられるからです。

ただ、伽羅の鑑定は非常に難しく、そもそも素人目では「本物の伽羅かどうかを見極める」ことすら厳しいため、鑑定はプロでなければまず不可能です。

そのため、素人でも簡単に伽羅の買取相場を調べる方法として、まず「2社以上の骨董品買取業者でメール査定(写真査定)を利用し、買取相場と作品詳細を把握する」方法をおすすめしています。

メール査定ならスマホで写真を撮影して送るだけですので、詳細が何も分からなくても簡単に品物の詳細を伝えることが出来るうえ、家に居ながら無料利用できるので非常に手軽です。

買取価格を簡単に知ることが出来るうえ、専門家からどんな香木なのかも分かる範囲で教えてもらえますし、まずは価値を知ってから売るかどうか考えることも出来ますので、価値が分からない香木をお持ちの方に非常におすすめの方法です。

香木の分野は見た目だけでは価値が分かりにくく、まさにただの木材や木屑にしか見えないようなものも多いのですが、実は非常に高い価値を持つものが多いです。

特に伽羅はあらゆる香木の中でもトップレベルの価値の高さで、グラム単位でも高額な買取価格が付き、昔からどんな小さな破片でも大切に扱われてきました。

「価値がなさそうだから」「ただの木材でしょ？」と、本来の価値が分からないまま捨ててしまうには非常にもったいない話です。

価値が知りたい伽羅、あるいは香木らしき品物があれば、まずは当サイトでもおすすめの骨董品買取業者「福ちゃん」か「日晃堂」の無料相談を利用してみることをおすすめします！

伽羅の買取をしている業者は色々とありますが、こちらの二社を特におすすめしている理由は「買取価格・鑑定力・専門性・サービス対応」など骨董品買取に関する実績が特に優れていたからです。

特に、福ちゃんは焼物やアンティークにも精通している中尾彬さんと池波志乃さんがご夫婦でイメージキャラクターとして起用し、テレビCMなどのメディア展開、200万点をこえる買取実績数など、大手買取業者として信頼できるので、伽羅の買取で悩んでいれば福ちゃんに相談すれば間違いありません！

福ちゃんの骨董品買取サービスのメリットを挙げればキリがありませんが、全国的に見てもここまで総合的に優れた骨董品買取サービスを提供しているのは福ちゃんの他にありません。

「伽羅の買取価格が知りたいだけ」といった、相談だけをしたい時も福ちゃんでは積極的に対応しています。

もしも、自宅で気になる伽羅が見つかってどうしようか悩んでいれば、とりあえず福ちゃんに相談して色々と教えてもらうとよいでしょう！

伽羅はあらゆる香木の中でも非常に価値が高く、例え数センチの小さな伽羅でも万単位の買取価格が期待できるケースが多いです。

そのため「これって香木かも？」と思う品物があれば、まずは骨董品買取業者のメール査定(写真査定)を利用し、価値を判断することをおすすめします。

「敷居が高い専門機関に頼んで、もし勘違いだったら恥ずかしい…」と思う場合でも、上記で紹介している福ちゃんや日晃堂なら完全無料で利用できます。

「お気軽にお問い合わせ「まずは価値を知ってください」と宣伝していますので、もし勘違いだった場合も全く気にする必要はありません。

「香木っぽい木材を持っている」「昔のお香のコレクションがある」「長年持っている伽羅を売りたいが、まずは価値を調べたい」など、幅広いニーズに対応できるおすすめ買取業者です。